「Johnny Mad Dog/ジョニー・マッド・ドッグ」を観た
内戦中のリベリアを舞台に反政府軍の少年兵を描いた「Johnny Mad Dog/ジョニー・マッド・ドッグ」(2008/Cinema/TV)を観てみた。
こんな話。2003年、内戦で混乱するリベリアが舞台。反政府軍の少年兵リーダーである"Johnny Mad Dog"らは、戦闘が日常と化した街で、虐殺、レイプ、強盗など暴虐の限りを繰り返していた。彼らはみな本名を持たず、政府の側につく者たち"ドゴ"を激しく憎んでいた。そんな中、13歳の少女"LAOKOLE"は、戦争で足を失った父と弟の"FOFO"とともに、戦禍から逃げ回っていた...。
かつて少年兵として戦っていた子供たちをキャスティングしたりと、罵声と銃声と死体と虐殺と汚水と煙の映像が飛び交うバイオレンスな戦争映画。あまりのリアルさに、観ているうちに不愉快で気分が悪くなる。一度出張で行ったナイジェリアの異様な異臭を思い出した。ただ、この暴虐をし続ける少年兵たちも、内戦の犠牲者であることは事実。新興国強化とかで浮かれがちだけど、そんな過去や現実も忘れてはいけないと思った強烈な映画だった。
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