「図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2)/有川浩」を読んだ
TIさんに借りてぼちぼち読みだした有川浩さんの"図書館戦争シリーズ"。今回は第2弾の「図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2)」(角川文庫)について。
強権的かつ超法規的に本の検閲を行う良化特務機関と、表現の自由を守るために武装した図書館の抗争の中で、主人公 笠原郁の奮闘と恋愛を描いたのがこのシリーズ。今回はこんなあらすじ。図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む"笠原郁"は、"中澤毬江"という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は、小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官"小牧幹久"に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関である良化隊が図書館を襲撃し、いわれのない罪で小牧を連行していく...。
今回、小牧が連行されたきっかけは、あの「レインツリーの国」を毬江を勧めたこと原因。耳の不自由な鞠江に、耳が不自由な女性の恋愛を描いたこの小説を人権差別だというのが論拠。ちゃんとしっかりした配慮があれば、その小説自体は問題なく、逆にあげへつらい、上げ足を取るほうがおかしいというもの。はい、その通り。
で、今回は、先ほどの毬江に加え、"手塚慧"という光の反目した兄貴が出てきたり、行政問題の研究者を名乗る"朝比奈光流"が出てきたりと、話とキャラがどんどん拡大している。きっちり読んで、この世界についていこう。"図書館戦争シリーズ"もあと4冊。引き続きちょいちょい読んでいこう。
cf.有川浩 読破 List
- 図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (2006)
- 図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (2006)
- レインツリーの国 (2006)
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