「ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1/本多孝好」を読んだ
ぼちぼち読んでる本多孝好氏の作品。世田谷中央図書館で借りて読んでみた本多孝好氏の最新刊「ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1」(集英社)について。
こんな話。特殊な能力を持つ昴たち4人の若者は、ある事情から大物政治家のために、裏の仕事をしていた。一方、巷では"アゲハ"と呼ばれる殺人集団が暗躍し、制裁を繰り返していた。そんな昴たちは、重要な書類を持って家出をした大物政治家の娘"悠里"をみつける指示を受ける...。
政治家たちの思惑のもと、重要書類をめぐる戦いに巻き込まれていく昴たちやアゲハの戦いを描いたアクション小説がこれ。その中で、昴たちやアゲハの謎の正体が徐々に浮き彫りになっていき、ガンガンと引き込まれていった。
今までの本多孝好氏の作品は、淡々とした流れの中に起伏や澄んだ透明感があって、読んでてすがすがしい気持ちになれるし、どこか暖かい読後感が残るものが多かった。しかしこの作品は全然違ってて、完全に戦慄なアクション小説に仕上がっていた。うーん、これは新鮮だ。
というわけで、この10月に続編である「ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2」が出る。絶対読む!!
cf.本多孝好 読破 List
- MOMENT (2002)
- I LOVE YOU/伊坂幸太郎・石田衣良・市川拓司・中田永一・中村航・本多孝好 (2005/2007)
- Fine Days (2006)
- 正義のミカタ I'm a loser (2007)
- チェーン・ポイズン (2008)
- WILL (2009)
- at Home (2010)
- ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1 (2012)
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