「雑司ヶ谷R.I.P./樋口毅宏」を読んだ
あまりの過激さに快感まで感じてしまった樋口毅宏氏の「さらば雑司ヶ谷」。続いて続編「雑司ヶ谷R.I.P.」(新潮社)を世田谷中央図書館で借りて読んでみた。
こんな話。五百歳まで生きると公言していた泰幸会教祖で、雑司ヶ谷の妖怪といわれた" 大河内泰"が死んだ。一代で巨大教団を築き、享年百二歳。謎めいた後継指名で、信者たちや世間は盛り上がり、叔父は妨害する。太郎はその跡を継ぐのか。新教祖就任へ向けた儀式と壮絶な抗争が繰り広げられる...。
「お望みなら、俺が神とやらになってやろう...。」
前作「さらば雑司ヶ谷」も凄まじかったけど、これも、荒唐無稽で、破天荒で、エロで、グロいバイオレンス満載。入り乱れたバトルロイヤルにぶっ飛びました。跡目相続をめぐって、過去と現在が交錯し、アイデンティティがグラグラと揺れる。リスペクトを捧げた"ゴッドファーザーPARTII"を、ある部分では陵駕してるな、この小説。ほんと、渋谷系からの格闘技ブームまでの2000年前後の豊富なサンプリングに、おもわず涙腺がゆるんだ。
それにしても、文末にかかれた「公立図書館のみなさまへ この本は、著作者の希望により2011年8月25日まで、貸し出しを猶予していただくようお願い申し上げます。」の文字。権益と収益を守るためか、それともあまり過激さに、様子をみつつの貸し出し制限なのか。ま、自分はぶっちゃけ、図書館で借りてしまいました。ごめんなさい。
で、「民宿雪国」も最高らしい。これも読もう。
cf.樋口毅宏 読破 List
- さらば雑司ヶ谷 (2009)
- 雑司ヶ谷R.I.P. (2011)
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