« 「Daylight/デイライト」を観た | Main | 「Pushing Tin/狂っちゃいないぜ」を観た »

Tuesday, July 24, 2012

「クラインの壺/岡嶋二人」を読んだ

Futariokajima_clainnotsubo TIさんに借りてはじめて読んでみた岡嶋二人さんの「クラインの壺」(講談社文庫)について。
 こんなあらすじ。上杉彰彦は、自身が書いた原作を、溝の口にある企業イプシロン・プロジェクト社に200万円で売却した。その原作をもとに、イプシロン・プロジェクト社は、バーチャルリアリティシステム「クライン2」による最新鋭ゲームを作り上げたが、そのゲームストーリー原作者である上杉は、テストプレーヤーとしてその制作に参加することになった。そして、上杉は、もうひとりのテストプレイヤーである梨紗と、仮想現実の世界に入り込んで行った...。
 物語が進むに従って、現実世界(表)と仮想世界(裏)が曖昧になっていくんだけど、その過程がとても面白い。また、上杉自身は現実と仮想の区別がなくなっていくものの、決して理性は失っておらず、恐怖のサイコスリラー的な話になっていないのも、面白かった。
 それにしても、この小説の結末は、まったく収拾がつかずに、混沌としたまま終わってしまった。ある意味凄いと思う。完全に引き込まれました。

cf.岡嶋二人 読破 List
- クラインの壺 (1989)

|

« 「Daylight/デイライト」を観た | Main | 「Pushing Tin/狂っちゃいないぜ」を観た »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「クラインの壺/岡嶋二人」を読んだ:

« 「Daylight/デイライト」を観た | Main | 「Pushing Tin/狂っちゃいないぜ」を観た »