「Permanent Vacation/パーマネント・バケーション」を観た
1984年の「Stranger Than Paradise/ストレンジャー・ザン・パラダイス」、1986年の「Down By Law/ダウン・バイ・ロー」に続き、観てみたJim Jarmusch監督の映画「Permanent Vacation/パーマネント・バケーション」(1980/Cinema)について。
こんなあらすじ。眠れずに、Allie(Chris Parker)は、N.Y.C.の街を歩き回って、夜を過ごしていた。「どんな人間も、住んでいる部屋と同じで、定着してしまえば、それで終わり...」 と考えていたAllieは、そうならないために、一歩先に動こうと考えていたが、同居しているLeila(Leila Gastil)には理解してもらえない...。
Bee Vopのレコードをかけて踊り、孤独や漂流について語り、意思の疎通ができない母親に会いに精神病院を訪ね、そして同居している彼女に置き手紙を書いて、そして出て行く姿を描いた映画。これが映画のタイトルになった"永遠の休日を過ごすツーリスト"のゆえんになっている。そんな漂流を描きながら、若干ぼけた映像、強烈なJAZZの音楽、薄汚れた街の風景が、Allieの心象風景をさらけ出してる。
ちなみにこの映画は、Jim Jarmuschがニューヨーク大学の大学院映画学科の卒業制作として製作したもの。ただ、今回一連のJim Jarmuschの映画を観直しての印象は、抑揚のない映像とストーリーがつらかったのが本音。うん、微妙だ...。
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