「Stone/ストーン」を観た
ちょっと面白そうだったので観てみた「Stone/ストーン」(2010/Cinema)について。
こんなあらすじ。Jack Mabry(Robert De Niro)は、デトロイトで仮釈放管理官として真面目に働き、定年を間近に控えていた。定年までの最後に担当しているのは放火犯のStone(Edward Norton)だったが、反抗的なStoneは、真面目なJackと話がかみ合わず、仮釈放のための面談はなかなか前に進まなかった。そこで、Stoneは妻のLucetta(Milla Jovovich)に、Jackを誘惑し、こちらの味方につけるように命じた。当初はLucettaを拒むJackだったが、巧みな誘惑で徐々に虜になり、ある時一線を越えてしまう...。
これ、生真面目だがキレっぽい仮釈放管理官が、その弱い精神力から人生を踏み外していくという情けない男を描いたドロドロな物語。あまりにトホホな男を演じたDe Niroは、いい意味で演技の幅がさすがという感じ。で、一方よかったのは、やっぱりEdward Norton。最初はあの「Fight Club/ファイト・クラブ」に通じるワルを演じていたんだけど、自己啓発によって徐々に精神面で開眼していくあたりの演技はさすがという感じ。
ま、内容的には欲に溺れて行く老年の男のもろさと弱さというものなので、こんなものかなっていう印象しかない感じ。とりあえず観ておきましたという映画だった。
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