「Shallow Grave/シャロウ・グレイブ」を観た
Danny Boyle監督の初期のサスペンス映画「Shallow Grave/シャロウ・グレイブ」(1994/Cinema)について。
こんなあらすじ。Glasgowのフラットに住む医者のJuliet(Kerry Fox)、ジャーナリストのAlex(Ewan McGregor)、そして会計士のDavid(Christopher Eccleston)は、新しいルームメイトとして自称作家のHugo(Keith Allen)を迎えた。しかし4人で暮らし出したその日、Hugoは部屋から出てこなくなり、3人がHugoの部屋に踏み込んでみると自室で死んでいて、部屋には麻薬と大金が残されていた。3人はHugoの死体を森の中に埋め、大金を手に入れようと企んだが、死体の始末を担当したDavidは日増しに病的になり、大金のつまったスーツケースと一緒に屋根裏に立て籠もるようになる。一方、Hugoの大金を追いかけていた組織の殺し屋2人組はついに3人のフラットにたどり着いた...。
突然手にした大金によって、微妙なバランスの人間関係が崩れていくというサスペンスもの。雰囲気は陰気で、暗く、その中に皮肉まじりのコミカルさがにじみ出てくるイギリスの天気のような作品。それでも、映画自体のテンポはよく、なんだかんだで引き込まれていった。Danny Boyle監督はその後の1996年、「Trainspotting/トレインスポッティング」で大ヒットを飛ばすけど、そんな彼の才能の片鱗を感じさせる映画だった。なかなかなもんでした。
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