「しんぼる」を観た
松本人志 第2回監督作品「しんぼる」(2009/Cinema)を観た。
こんな話。メキシコのとある町に住むプロレスラー"エスカルゴマン"。彼の妻は夫がいつもとは様子が違う事に気づく。彼が若くて強い対戦相手を気にしている様子ではなく、何かが起こりそうな胸騒ぎを妻は感じていた。そんなとき、水玉模様のパジャマを着たマッシュルームカットの男(松本人志)はふと目を覚ますと、白い壁に囲まれた部屋に閉じこめられていた。男はその部屋から脱出を試みようとする...。
これ、何とも感想が言いようのない作品。そんなに大きな笑いどころはないんだけど、特に白い部屋でのシーンなど、まるで徐々に酔っ払っていくかのようにじわじわと笑いがこみあげてくる。そのシュールで不条理な世界観自体にまとまりはあるんだけど、それがどうなるんだということまでは、まったく頭に入ってこない。ただただ松本人志という一個人の頭の中をじっくり垣間見て、じわじわと染み込ませていくといったもの。
うーん、不思議な鑑賞感だった。
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