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Wednesday, February 13, 2013

「Merry Christmas,Mr.Lawrence/戦場のメリークリスマス」を観た

Merrychristmasmrlawrence 先月2013年1月に亡くなった大島渚監督。彼が1883年に撮った「Merry Christmas,Mr.Lawrence/戦場のメリークリスマス」(1883/Cinema)をもう一度観直してみた。
 こんなあらすじ。1942年、日本統治下にあるジャワ島日本軍捕虜収容所で朝鮮人軍属カネモト(ジョニー大倉)がオランダの男性兵De Jongを犯した。日本語がわかる捕虜の英国陸軍中佐 John Lawrence(Tom Conti)は、ともに事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラ(北野武)と奇妙な友情で結ばれていった。一方、ハラの上司で所長の陸軍大尉ヨノイ(坂本龍一)は、捕虜となった陸軍少佐Jack Celliers(David Bowie)を預かることになり、その反抗的な態度に悩まされながらも彼に魅せられてゆく...。
 第2次世界大戦をテーマにした戦争映画でありながら戦闘シーンは一切登場せず、出演者はすべて男性という映画。戦時の捕虜収容所という極限状態におかれた男達の心の交わりと葛藤が描かれている。で、その背後にあるのは、日本軍の捕虜に対する不当な扱い、神道や仏教観、226事件、欧米人の階級意識、死に対する距離感であり、異常な状況における遠回しなホモセクシャル的な感情が伝わってくる。この映画を映画館で観たのは高校生だったころで、その時はここまでの内容はあまりできなかったことを覚えている。一番印象に残っているのは、砂に首だけ残して埋められたDavid Bowieの姿と、オーラスの北野武の不敵な表情。この2つのシーンは本当にインパクトあった。
 それにしても大島渚監督の死は痛ましかった。あらためてご冥福をお祈りします。

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