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Thursday, March 21, 2013

「Perfect Sense/パーフェクト・センス」を観た

Perfect_sense Ewan McGregor主演ということでちょっと観てみた「Perfect Sense/パーフェクト・センス」(2011/Cinema)について。
 こんな話。最初は嗅覚、次に味覚、そして聴覚と徐々に五感すべてを奪い去る原因不明の感染症"SOS"が、突然世界に蔓延する。この奇病の原因と治療法を突き止めようと尽力する感染症学者のSusan(Eva Green)は、自宅近くにあるレストランのシェフMichael(Ewan McGregor)と知り合った。SOSで嗅覚、味覚を失う者が増加するにつれ、レストランに訪れる人も姿を消し、店は開店休業状態だった。ほどなく恋に落ちる2人だったが、やがて彼らにも病の兆候が現われていく...。
 これ、五感が失われる恐怖と、その中で出会った男女を描いた静かなるパニック映画。薄暗い映像が続く中、パニックに陥りつつも、ジワジワと、ある意味静かに感染していく様が描かれていた。で、この映画でよかったのは、嗅覚や味覚を失ってもレストランを続けるくだり。嗅覚や味覚を失った時点で、人々はオイルとか小麦粉とか石鹸とかを口にしだし、普通レストランは廃業になると思うもの。しかし、食感を工夫したり、料理の温度や見た目にこだわったりして、人々はまたレストランに集まりだす。こんな希望も描かれてる。
 また後半、聴覚がなくなり、無音のシーンが多くなったいったけど、きっと最後に視覚がなくなり、真っ暗になって画面が終わるんだろうなと思った。それでも2人はちゃんと愛し続けるんだろうとも思った。
 きっと、好き嫌いがかなり分かれる映画だと思うけど、自分的には好きなトーンの映画だった...。

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