「Syriana/シリアナ」を観た
George ClooneyやSteven Soderberghらが製作総指揮を務めた映画「Syriana/シリアナ」(2005/Cinema)。ちょっと観てみた。
こんなあらすじ。改革に意欲的な王子Nasir(Alexander Siddig)が王位継承権を持つ中東のとある小国"Syriana"。長年危険な諜報活動に従事してきたCIA工作員のBob Barnes(George Clooney)は、息子の大学進学を機に引退を決意する。そんなBobに最後の極秘指令が下された。また、Washington DCの大手事務所で働く野心溢れる弁護士Bennett(Jeffrey Wright)は、アメリカの巨大石油企業Connex社が絡んだ大型合併を巡る調査を任された。また、ジュネーブで暮らすエネルギーアナリストのBryan(Matt Damon)は、息子を亡くすという不幸な出来事をきっかけに、Nasir王子の相談役に抜擢された。そしてNasir王子の国Syrianaに出稼ぎに来てConnex社の油田で働いていたパキスタン人青年Wasim(Mazhar Munir)は、突然の解雇に遭い路頭に迷ってしまう。まるで繋がりを持たないはずの彼らの運命は、1つの巨大なシステムの中に深く組み込まれていく...。
これ、中東の架空の国"Syriana/シリアナ"を舞台に、中東諸国やアメリカ、中華人民共和国などの石油利権をめぐる陰謀を描いた政治サスペンス映画。で、観終えた印象はともかく難しいというもの。単なる地域紛争とか自爆テロとかといった話ならわかりやすいと思うんだけど、この話は石油利権を描いているため表面的は事態が見えず、別の権力の暗躍がわかづらい。しかも登場人物がそれぞれの立場で絡んでいくため、どんどん複雑になっていく。
ただ石油の価格ってこんな政治が絡んで決まっていくんだなぁってなんとなく思った。うーん、またチャンスがあればもう一度観るかもしれない映画だった。
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