BRUTUS 754
桜新町Tsutayaを徘徊中に読みたくなって買った「BRUTUS 754」(2013/5/01)について。
この「居住空間学」は6年ほど続いていてほぼ毎年買ってる特集で、今回は「居住空間学2013 -ひろがりのある部屋。」。5年ぶりに訪ねた長野県佐久の部屋、神奈川葉山の部屋から始まり、テキサスの小さな町マーファまで、旧家を買い上げ、空間を大事に改築とメンテナンスをし続ける家々が掲載されている。で、特に面白かったのが、沖縄の玉城や宮城の益子など、各コミュニティーに入り込むことで、世代も仕事も今までの生きてきた環境もまったく違う人々が集まって話し合い、助け合っているところ。ある人が本棚を作りたいと思えば、木工作家が手を貸したり、家具作りのヒントを教え合ったりと都会の生活では考えられない相互扶助システムが成り立っているところ。本気で田舎暮らしもいいかなって思えてきた。
で、この本で自分的にやけに響いたのが、「断捨離なんてできない」っていう考え方。モノは増えまくるけど、それをそのまま良しとして、あふれるモノの中で暮らし続けることで多幸感を得るという人もいるということ。自分の部屋も、大量のStars Warsフィギュアであふれ、高校生のときからほぼ30年間買い続けているrockin' onであふて、2,000枚ものCDに囲まれて暮らしている。これ、絶対捨てられない。今のままでもいいんだなって思えてよかったです。
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