「Empire Of The Sun/太陽の帝国」を観た
大学生だったころ映画館に観に行った「Empire Of The Sun/太陽の帝国」(1987/Cinema)。25年ぶりくらいにもう一度観てみた。
こんなあらすじ。日中戦争中の1941年、上海が舞台。上海の英国租界の邸宅で両親と暮らすイギリス人少年Jim(Christian Bale)は、日本軍の零戦のパイロットになることが夢だった。だが、日英間で開戦し日本軍が英国租界に侵攻し、銃声の飛び交う大混乱の中、Jimは両親とはぐれてしまうが、Basie(John Malkovich)とFrankという2人のアメリカ人に救われた。生き抜くために泥棒を続けてきたが、Jimらは日本軍に捕らえられ捕虜収容所へ送られてしまう...。
これ、一人の無邪気な少年が戦争に翻弄されながら、過酷に生き抜く姿を描いた戦争映画。日本人の捕虜になり、戦争の恐ろしさを少年の目を通じて描かれるんだけど、その一方で戦争の美しさも描かれている。特に特攻部隊が乗った零戦が夕陽に向かって飛び立つシーンは本当に綺麗だったし、空に映った原爆の美しい光も荘厳だった。
それにしても、この少年を演じたChristian Baleは当時13歳。表情とかたたずまいとか演技の巧さはほんとにすばらしい。のちの名優としての才能の片鱗をみせまくっていた。
ひたむきに生きる知恵をつけていく少年の成長の物語。今観ても面白かった。
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