「史上最強の内閣 THE CABINET/室積光」を読んだ
なんか面白そうだったので、世田谷中央図書館で借りて読んでみた室積光さんの「史上最強の内閣 THE CABINET」(小学館)について。
こんなあらすじ。北朝鮮が日本にむけた中距離弾道ミサイルに燃料注入の報が入り、支持率低迷と経済問題で打つ手なしの政権与党・自由民権党の浅尾総理は、この危機を前に隠されていた"一軍内閣"に政権を譲ることを決意した。本当の内閣、京都のお公家様な二条総理は、京都駅から3両編成ののぞみを東京駅までノンストップで走らせ、その足で皇居へ挨拶に向かった...。
北朝鮮のミサイル発射が現実に迫っている時にまさにタイムリーな作品。北朝鮮のボンボンをいじりまくり、暴力団の組長を彷彿させる広島出身の防衛大臣のもと鉄砲玉作戦を決行させるなど、現実では絶対にあり得ないストーリーなんだけど、自分たちの中にある政治に対する不満と歯がゆさを軽快に笑い飛ばしてくれた。
言いたいことをはっきり言ってくれる史上最強の内閣。なんか日本人としての誇りを持てるような気分にさせてくれた政治小説だった。安倍さんにも読んでいただきたいと思いました。
cf. 室積光 読破 List
- 史上最強の内閣 THE CABINET (2010)
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