「Bang!/The Blankey Jet City」を聴いた
残念だけど完全にReal Timeで聴きまくったとは言えないBLANKEY JET CITY。ほんとにいまさら何だけど、彼らのAlbumをボチボチ聴いていこうと思ってる今日この頃。まずは、1992年1月にReleaseされた2nd Album「Bang!」(1992/Album)について。
あの土屋昌巳氏が自らかって出て、Produceを担当していて、なにより音がクリア。余分な音を一切排除してる。そんなAlbumの中で、彼らの緊張感と緊迫感あふれ、切迫した悲痛な音が鳴っていて、ひたすら圧倒させられる。そんなAlbum。
ともかく曲について書いてみる。
・M-01「RAIN DOG」。しなるイントロと抒情的な歌詞と性急なMelody Line。完成度、いきなり高い。
・M-02「冬のセーター」。♪核爆弾を搭載したB-52爆撃機が 北極の近くで行方不明になったって モデルガンを握り締め 僕は自分の頭を打ち抜こうと思って 引き金を引いたのだ♪。完全に情景が浮かぶ。こんな歌詞、聴いたことない。
・M-03「SOON CRAZY」。SwingしてるRock'n Roll。
・M-04「ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車」。♪窓が一つあるこの部屋のカーテンが朝からゆれている なぜだかわからないけど もうどこへも行く気がしないから♪。凄い逼迫感。
・M-05「絶望という名の地下鉄」。SolidなGuitarリフと浅井の切迫した表現力と感性にあふれた1曲。ほんとにいい曲だ。
・M-06「とけちまいたいのさ」。ReggaeなGuitarのCuttingがいい。
・M-07「★★★★★★★」。グサグサくる性急な不良的な歌詞とGuitarがたまらない。ちなみに元のタイトルは「人殺しの気持ち」らしい。
・M-08「クリスマスと黒いブーツ」。♪透き通った心は歳と共に消えてなくなり 残酷な出来事に 感覚が鈍り始めて 歪んだこの世界に染まっちまったらおしまいだせ♪。さびもいいんだけど、この歌詞がいい。切ないけどPopなMelodyもいい。個人的にBlankeyの中でも特に好きな曲の1つ。
・M-09「BANG!」。これも哀愁ただようRock Tune。
・M-10「ディズニーランドへ」。♪一緒にいるのが とてもつらくてたまらないから 一緒にいるのが とても恥ずかしくてたまらないから♪。1992年頃この曲を初めて聴いたとき、ほんとに凄いと思った。彼らの純粋で凶暴な少年性に脱帽。
・M-11「二人の旅」。♪楽しいメロディー 口笛で 高らかに吹いて歩くよ 心配事はあるけれど 気にせずに吹いてみせるよ♪。この乾いてる寂寥感ってたまらない。この曲も名曲。
・M-12「小麦色の斜面」。POPな音と性急な音がいい感じでAlbumを〆てる。
まだまだちゃんと出会えていない音がたくさんあるBLANKEY JET CITY。これからでもたくさん聴けることがうれしい。
● Bang!/The Blankey Jet City (1992/Album)
M-01. RAIN DOG
M-02. 冬のセーター
M-03. SOON CRAZY
M-04. ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車
M-05. 絶望という名の地下鉄
M-06. とけちまいたいのさ
M-07. ★★★★★★★
M-08. クリスマスと黒いブーツ
M-09. BANG!
M-10. ディズニーランドへ
M-11. 二人の旅
M-12. 小麦色の斜面
* Blankey Jet City:Kenichi Asai(Vocal & Guitar),Toshiyuki Terui(Bass),Tatsuya Nakamura(Drums)
* Produced and Mixed by Masami Tsuchiya.
* Recorded and Mixed by Michael Zimmerling.
* Directed by Hiro Inoguchi.
* TOCT-6380 1992 Toshiba-Emi Limited.
cf. Blankey Jet City My CD/DVD List
- Bang! (1992/Album)
- 悪いひとたち (1992/CDS)
- Last Dance (2000/DVD)
- Blankey Jet City VANISHING POINT (2013/Cinema)
- Blankey Jet City VANISHING POINT ディレクターズカット版 (2013/Cinema)
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