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Friday, July 26, 2013

「Seven/セブン」を観た

Seven_2 公開当時映画館で観たり、DVDを買って観たりしていた「Seven/セブン」(1995/Cinema)。ひさびさにもう一度観てみた。
 あらためてこんなあらすじ。退職まであと1週間と迫ったベテラン刑事Somerset(Morgan Freeman)と血気盛んな新人刑事Mills(Brad Pitt)は、ある死体発見現場に急行した。死体は信じられないほど肥満の男であり、食べ物の中に顔を埋めて死んでいたが、死因は食物の大量摂取と腹部を殴打されたことによる内臓破裂。しかも何者かによって手足を拘束されており、殺人事件と断定される。そしてSomersetは、現場の冷蔵庫の裏に、犯人が脂で書いたと思われる「GLUTTONY(暴食)」の文字を発見した...。
 これ、キリスト教の"7つの大罪"になぞらえた猟奇連続殺人事件を追う2人の刑事を描いたサイコ・サスペンス映画。全世界で大Hitしたこの映画なんだけど、まずこの映画の良さは、監督David Fincherがこだわりまくった画作りの凄まじさ。あえて粗さを残し、映像の暗部を暗くすることで、画面のコントラストが非常に強い。オープニングのフラッシュバックのような映像も斬新で、象徴的なシーンがいい。そして最後までひきつける脚本の凄まじさ。ラストのまったく救いのない終わり方も本当に凄かった。
 サイコサスペンス映画っていろいろ観てきたけど、この「Seven/セブン」と「The Silence of the Lambs/羊たちの沈黙」は自分の中で最高峰の2つ。何回観てもゾクっとくる映画だ。

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