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Tuesday, July 16, 2013

「Take Shelter/テイク・シェルター」を観た

Take_shelter ちょっと面白そうだったので観てみた「Take Shelter/テイク・シェルター」(2011/Cinema)について。
 こんなあらすじ。オハイオ州の小さな町に住む労働階級Curtis(Michael Shannon)は、あるときから毎晩のように悪夢を見るようになる。トルネードによって世界が破壊される終末の幻想にとり憑かれた彼は、Samantha(Jessica Chastain)と耳の不自由な娘Hannahに隠れて、自宅の裏庭にシェルターを造り始める。Curtisの不可解な行動に、家族や周囲の人々は次第に不信感を募らせていく...。
 異常気象襲来に対する恐怖にかられ、錯乱する男の狂気を描いたサイコスリラー。ネバネバした雨、鳥の群れ...ポツポツと降る雨のようにぼんやりとした不安が厚みを増して広がっていく描写がジワジワと伝わってくる。で、この映画の怖さを体現しているのは主演Michael Shannonの演技力の巧さ。予知夢かただの妄執か自らの精神疾患かを疑う様を、追い込められた気持ちとともにリアルに演じていたと思う。
 2011年のカンヌ国際映画祭での各賞を取ったのも確かにわかる。狂気と怖さがジワジワと伝わってきた映画だった。

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