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Wednesday, July 17, 2013

「The Shining/シャイニング」を観た

Theshining 何回か観ている「The Shining/シャイニング」(1980/Cinema)。ちょっとひさびさに観直してみた。
 あらためてあらすじを。コロラド州のロッキー山上にあるOverlook Hotelに、小説家志望のJack Torrance(Jack Nicholson)は、雪深く冬期には閉鎖されるこのホテルへ、管理人としての職を求めてやって来た。支配人のUllman(Barry Nelson)は、かつてこのホテルで起きた惨殺事件について語ったが、それを全く気にしないJackは、妻のWendy(Shelley Duvall)、息子のDanny(Danny Lloyd)と共にホテルに住み込むことを決める。そのDannyは不思議な能力"Shining"を持つ少年であり、このホテルで様々な超常現象を目撃する...。
 惨殺された双子のシーンとか、凍死したJackのシーンとか、Dannyが"REDRUM"と書くシーンとか忘れられない象徴的なシーンが多いんだけど、この映画での個人的に一番残ってるシーンはなんといっても、エレベーターから大量に流れ出す血のシーン。スローで撮影されたこのシーンは本当にビビったもの。
 で、この映画は、Stephen Kingの同名原作を離れ、監督Stanley Kubrickが独自に造り上げたホラーであることが肝。原作では邪悪な意志をもつホテル自体が圧倒的な存在感をもって描かれ、その邪悪な意思がJackを狂気に導いている。一方映画では、超常的なシーンあるもののホテルの邪悪な意思はあまり描かれておらず、Jackが閉ざされたホテルの中で、静寂や孤独に耐えられず自ら発狂したようにも描かれている。そのため、原作の著者であるStephen KingがStanley Kubrickへの批判を繰り返したのは有名な話。こんな逸話もこの映画がホラー映画の古典的名作といわれているゆえんかもしれない。
 ともかく何回観てもゾッとできる映画だと思います。

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