「うりずん/吉田修一・佐内正史」を読んだ
ここ最近集中的に読んでいる吉田修一さん。三茶TSUTAYAで買って読んでみた写真家・佐内正史さんとの共著「うりずん」(光文社文庫)について。
これ、佐内正史さんが撮った「スポーツのある風景の写真」に、吉田修一さんが短い短編を添えて作りあげていったコラボ作品。サーフィン、ゲートボール、ダンス、テニス、東京ドーム、スキーツアーなど日常見られるさりげないスポーツのある風景の写真から受けたインスピレーションをもとにさりげないちょっとした短い物語をのせていくというもの。イッキに読むというより、通勤の電車の中、散歩に行った公園での休憩、風呂の湯船の中とか、ちょっとした生活の中に生まれる合間合間の時間に読んでは、小さな話に想像を膨らませるのがいい読み方ではと思った。
ちなみにこの佐内正史さん、くるりのJacket写真でも有名な方。日常をうまく切り取ってカメラに収めていて、結構好きな写真家です。
cf. 吉田修一 読破 List
- 最後の息子 (1999)
- パレード (2002)
- パーク・ライフ (2002)
- 日曜日たち (2003)
- 東京湾景 (2003)
- ランドマーク (2004)
- 7月24日通り (2004)
- 春、バーニーズで (2004)
- ひなた (2006)
- 女たちは二度遊ぶ (2006)
- 初恋温泉 (2006)
- うりずん/吉田修一・佐内正史 (2007)
- 悪人 (2007)
- 静かな爆弾 (2008)
- さよなら渓谷 (2008)
- あの空の下で (2008)
- 元職員 (2008)
- キャンセルされた街の案内 (2009)
- 横道世之介 (2009)
- 平成猿蟹合戦図 (2011)
- 太陽は動かない (2012)
- 路(ルウ) (2012)
« 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT LIVE ARCHIVE SPECIAL Part1 -THEE MICHELLE GUN ELEPHANT LIVE in SHIBUYA-」(Space Shower TV)を観た | Main | 「Munich/ミュンヘン」を観た »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「街とその不確かな壁/村上春樹」を読んだ(2024.10.05)
- 「リバー/奥田英朗」を読んだ(2024.08.15)
- 「永遠と横道世之介/吉田修一」を読んだ(2024.07.31)
- 「キネマの神様」を観た(2024.07.22)
- 代官山通信 Vol.166(2024.07.19)
Comments