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Friday, March 28, 2014

「「余命3カ月」のウソ/近藤誠」を読んだ

Makotokondo_yomei2kagetsu Korさんに送っていただいた近藤誠先生の「患者よ、がんと闘うな」。この本と一緒に送っていただいた同じ近藤誠先生著作の「「余命3カ月」のウソ」(ベスト新書)について。
 この本でも著者の近藤誠先生は、がんの恐怖というよりもひたすらがん治療の恐怖についてつづっている。がんの早期検査、その結果の摘出手術や放射線治療、そして抗がん剤治療にまつわる患者やその家族が被る苦労や苦痛が書かれている。また治癒率に加え、余命についての定義のあいまいさや余命を決めること自体の難しさを問い、むしろ余命何カ月と言われたこと自体を忘れるべきとも言っている。
 転位したがんを治すことは事実上不可能で、それが悪化しなければ、それががんではなく"がんもどき"ではという話はどこか納得したし、がんとわかってからどう日々を過ごすかが大事というのも納得。思い出の場所をめぐる、好きなものを食べる、家族と過ごす、本を読む、身の回りを整理する...。これって普通に生きてる自分らにもあてはまること。やっぱり今日一日を大切にするってほんと大事だと思った。

cf. 近藤誠 読破 List
- 患者よ、がんと闘うな (1996)
- 「余命3カ月」のウソ (2013)

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