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Wednesday, March 12, 2014

「Inocente/イノセンテの描く未来」を観た

Inocente 2012年の第85回アカデミー賞で短編ドキュメンタリー映画賞を取ったということで、ちょっと観てみた「Inocente/イノセンテの描く未来」(2012/Cinema)について。
 こんな内容。サンディエゴが舞台。メキシコ出身の不法移民を両親に持つ少女Inocenteは、この9年間同じ場所で3カ月以上暮らしたことがなく、今も小さな家で母親や幼い弟3人と家賃を払わずに不法滞在していた。そんなInocenteには絵を描く才能があり、ホームレスに美術を教える機関ARTSで展覧会に参加できる2人に5,000人の中から選ばれる...。
 これ、アーティストを志す15歳のホームレス少女を描いたドキュメンタリー映画。貧しいメキシコ移民の両親のもとに生まれ、幼い頃は父親に暴力を振るわれ続け、その結果父親が強制送還となり、母親との関係も複雑な状況にあるInocente。毎日奇抜なメイクをし、いつも元気な少女だったが、その心の中はとても混乱している。それでも彼女が描く絵はPopでカラフルで、未来への希望を感じさせるものだった。
 メキシコ移民の問題、貧困、教育と援助、彼女と彼女の家族の未来...いろいろと考えさせるドキュメンタリーだった。

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