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Tuesday, March 25, 2014

「Jiro Dreams of Sushi/二郎は鮨の夢を見る」を観た

Jirodreamsofsushi 日本の寿司職人"小野二郎"を中心に描かれたUSのドキュメンタリー映画「Jiro Dreams of Sushi/二郎は鮨の夢を見る」(2011/Cinema)について。
 これ、2013年で6年連続でミシュラン3つ星をとった銀座"すきやばし次郎"の店主で、85歳の寿司職人"小野二郎"を追い、彼がいくつになっても寿司の技を極めようと探求し続ける姿、そしてその伝説的存在である父に追いつくよう奮闘し続ける2人の息子たちを中心に描かれてた作品。
 職人としての生き様や姿勢、その父を超えようと精進する2人の息子や弟子たちとのじっくりとした師弟関係、"すきやばし次郎"のために食材を集めてくる築地市場の人々などなど、地下街にある小さな寿司屋にいるプロの集団とそれにかかわる人達の誇りと情熱が淡々と丁寧に描かれている。それにしても1人3万円からの価格とか、酒のつまみはなく、二郎さんらが差し出すおまかせコース20貫をただひたすら食べていくところとか、ほんとに恐ろしいお店だ。うーん、こりゃー行けないな。
 二郎さんがさりげなく寿司を握る手さばきの美しさとか、寿司という料理を描きつつ、和の世界というか"禅"の世界をアメリカ人監督に見せてもらった気がする。さりげないけど恐ろしい映画だった。

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