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Thursday, March 27, 2014

「Out of Rosenheim/Bagdad Cafe/バグダッド・カフェ -New Directors Cut Ver.」を観た

Bagdadcafe 1989年、渋谷の小さな映画館で観た「Out of Rosenheim/Bagdad Cafe/バグダッド・カフェ」。その後、このLaser Discを買ったり、何回か観てきたこの映画なんだけど、2008年に監督のPercy Adlonがカットの色と構図を調整し直した「Out of Rosenheim/Bagdad Cafe/バグダッド・カフェ -New Directors Cut Ver.」(2008/Cinema)をひざびさに観直した。
 こんなあらすじ。ドイツのローゼンハイムからやってきた旅行者Jasmin(Marianne Sagebrecht)は、アメリカ旅行中に夫と喧嘩をし車を降りてしまう。彼女は重いトランクと共に歩き続け、モハーヴェ砂漠の中にあるさびれたモーテルでカフェでガソリンスタンドの"Bagdad Cafe"にやっとの思いでたどり着いた。ここにはいつも不機嫌な女主人のBrenda(C.C.H.Pounder)、役に立たない夫、自分勝手な子供達、使用人、モーテルに居着いた住人たちが暮らしていた。いつも気だるいムードが漂う中、JasminがBagdad Cafeに現れてから皆の心は動かされ始める...。
 これ、Road Movie的なたたずまいの映画なんだけど、ともかく優しい。カラカラに干からびて埃だらけのさびれた砂漠のCafeを舞台にイライラを抱えた人々の気持ちがJasminの不思議な魅力によって、心を開いていく。登場人物達がみな自分勝手である意味人間臭いんだけど、それがだんだん愛おしくなっていく。その様がなんとも言えず心地よい。あらためていい映画でした。

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