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Wednesday, April 23, 2014

「Main Street/ストレンジャー」を観た

Mainstreet ちょっと面白そうだったので観てみた「Main Street/ストレンジャー」(2010/Cinema)について。
 こんなあらすじ。かつてはタバコ産業で栄えたものの、いまや寂れてしまったノースカロライナの地方都市が舞台。老婦人のGeorgiana(Ellen Burstyn)は、いまや空きスペースとなった倉庫を、環境サービス社員と名乗るLeroy(Colin Firth)という人物に半年間貸し出す契約を結んだ。ところが、Leroyは借りた倉庫を安全性も不確かな有害廃棄物の仮置き場として利用していることがわかった。さらにLeroyはGeorgianaに契約延長を申し出たが...。
 寂れた街に、その街の活性化を促すような甘く危険な商談を携えてやってきた男と、それに多かれ少なかれ影響を受ける人々の悲喜こもごもな人間模様を描いた群像映画。これといった産業のない寂れた街で暮らす人々の行き場のなさとか生き甲斐のなさが徒労感ととみ伝わってくるし、魅力的にみえてしまうことにリスクを感じつつ期待してしまう気持ちもわかる。
 まさにいまの日本が抱える希望のなさとか閉塞感とかを考えさせられる作品。思ってた以上に考えさせられました。

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