「Hard Eight/ハードエイト」を観た
昔から好きな監督の一人、Paul Thomas Anderson。氏のDebut作「Hard Eight/ハードエイト」(1997/Album)について。
こんなあらすじ。John(John C. Reilly)は、亡くなった母親の葬式代を稼ぐため、ラスベガスのカジノにやって来たが有り金を失い、途方に暮れていた。そこへSydney(Philip Baker Hall)という初老の賭博師が現われ、もう一度カジノに連れて行き、ギャンブルで金を稼ぐコツを教え、勝たせていった。2年後、プロのギャンブラーに成長したJohnは、久しぶりにSydneyと再会した。この時、SydneyはJohnに恋人のClementine(Gwyneth Paltrow)と友達のJimmy(Samuel L.Jackson)を紹介されるが、Jimmyには過去の秘密を握られていた...。
これ、ギャンブルの世界を通して、"他者への無償の施し"が描かれる作品。ぶっちゃけ、老賭博師がなぜに青年に親切なのかというテーマだけでひっぱられていく。人物像をこれでもかと深堀して描いている点では面白いものの、正直そこまでひっぱるには無理があるのは事実。後年のPaul Thomas Anderson独特の作風のはしりがあるとも思えなかった。ま、Paul Thomas Anderson好きしかなかなかお勧めできない映画かと思います。
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