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Wednesday, May 07, 2014

「疾風ロンド/東野圭吾」を読んだ

Keigohigashino_shippurondo ちょいちょい読んできてる東野圭吾さんの本。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「疾風ロンド」(実業之日本社文庫)について。
 こんなあらすじ。泰鵬大学医科学研究所から新型病原菌"K-55"が盗まれた。犯人からここに埋めてあるという写真とともに脅迫文が送られてきたが、その写真にはスキー場らしき場所と目印になるテディベアしか写っていなかった。秘密裏に作った生物兵器であるため警察に通報することもできない中、所長の"東郷雅臣"は、主任の"栗林和幸"に「写真に写っているスキー場を突き止め、"K-55"を早急に回収せよ」という無理難題を突き付けた。そんな中、スキー場の目星をつけた栗林は、息子"秀人"とともに里沢温泉スキー場に向かうことになった...。
 拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器を追い求めるサスペンス小説。ミステリ的な要素は少ないんだけど、K-55をめぐる人々の動きは、疾走感あるものだった。ま、生物兵器というハードな内容を扱いつつも、どこかコミカルなくだりも多く、そこがちょっと苦手がったけど、素直に楽しめるもの。
 難しいことを考えず、イッキに楽しめるエンタテイメント小説。ひっさびさにスキーに行きたくなりました。

cf. 東野圭吾 読破 List
- ブルータスの心臓 (1989)
- 回廊亭殺人事件 (1991)
- 美しき凶器 (1992)
- パラレルワールド・ラブストーリー (1995)
- 悪意 (1996)
- 秘密 (1998)
- 白夜行 (1999)
- 予知夢 (2000)
- 嘘をもうひとつだけ (2000)
- レイクサイド (2002)
- 時生 (2002)
- 幻夜 (2004)
- さまよう刃 (2004)
- 容疑者Xの献身 (2005)
- 赤い指 (2006)
- 流星の絆 (2008)
- プラチナデータ (2010)
- 白銀ジャック (2010)
- 麒麟の翼 (2011)
- 真夏の方程式 (2011)
- マスカレード・ホテル (2011)
- 虚像の道化師 ガリレオ7 (2012)
- ナミヤ雑貨店の奇蹟 (2012)
- 夢幻花 (2013)
- 疾風ロンド (2013)

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