「そして二人だけになった Until Death Do Us Part/森博嗣」を読んだ
Mtzk君に借りてボチボチ読んでる森博嗣さん。今回は「そして二人だけになった Until Death Do Us Part」(講談社ノベルス)について。
こんなあらすじ。全長4,000メートルという世界最大級の海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊"アンカレイジ"の内部にある"バルブ"と呼ばれる空間に、そのプロジェクトを推進した科学者、医者など6名が集まった。そして、何ものかによって通信システムが破壊され、完全密室と化したバルブの中で連続殺人事件が起こる。最後に残ったのは、盲目の天才科学者"勅使河原潤"と彼のアシスタント"森島有佳"だった...。
海に囲まれた巨大なコンクリート密室で起きた殺人劇を描いたサスペンス小説。ボリューム的は膨大は文量で、特に最新科学と技術の粋を集めた"バルブ"に関する専門的な話はToo Muchな難しさなんだけど、流れ的には読みやすく、結構スラスラと読めた。で、クローズドサークルという密室を舞台に人が死んでいくというありがちなパターンなんだけど、最後の最後は非常に大胆な終わり方で、正直予想外な結末だった。
これでMtzk君に借りた森博嗣さんの7冊の小説はこれにて読了。今後もちょいちょい読んでみたと思う。Mtzk君、どうもありがとう!
cf. 森博嗣 読破 List
- 夏のレプリカ Replaceable Summer (1998)
- 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show (2000)
- 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (2000)
- 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits (2001)
- そして二人だけになった Until Death Do Us Part (2001)
- 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest (2002)
- 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away (2002)
- イナイxイナイ PEEKABOO (2007)
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