「進撃の巨人 Before the fall(1),(2)/諫山創・涼風涼・士貴智志」を読んだ
Hrt君に借りて、なんだかんだで読み続けている諫山創さんの「進撃の巨人」。この「進撃の巨人」の約70年前を描いたライトノベル"進撃の巨人 Before the fall"のコミカライズ版「進撃の巨人 Before the fall」(1)/(2)(講談社)をNkbys君から借りたので早速読んでみた。
このSub Titleの"Before the fall"とは、「進撃の巨人(1)」で描かれた"ウォール・マリア陥落の前を意味し、エレン達が活躍する本編の時代から約70年前から始まる物語がこれ。壁の中に進入を許してしまった巨人の吐瀉物の中から、1人の赤ん坊が発見され、やがて成長し"キュクロ"と名付けられた少年の数奇な運命を描いたもの。諫山創(原作)、涼風涼(小説原作)、士貴智志(漫画)という布陣で作られている。
それぞれこんなあらずじ。
・「進撃の巨人 Before the fall(1)」:
突如出現した巨人の脅威から身を守るため、人類は巨大な城壁を築き、その内側を生存圏とした。そして30年後、壁内の最も外縁に位置する街であるシガンシナ区は、巨人を崇める"巨人様"と呼ばれる狂信者が招き入れた1体の巨人によって蹂躙されてしまう。そして、巨人の嘔吐物の中にあった妊婦の死体から奇跡的に生まれた赤ん坊がいた。のちに彼は"巨人の子 キュクロ"と呼ばれ、数奇な運命を辿ることになる...。
・「進撃の巨人 Before the fall(2)」:
奴隷同然の身から脱したキュクロは、自らの呪われた生誕の地であるシガンシナ区を目指すが、おしもシガンシナ区では15年ぶりに壁外調査が再開されようとしていた。自分が"巨人の子"ではないと証明すべく、キュクロは調査兵団の幌馬車に潜り込んだが、ウォール・マリアから出た外地には、彼の想像を絶する地獄が待っていた...。
このスピンオフ的な作品、巨人の恐怖をまっとうに描くという、いい意味で初期の進撃の巨人が持っていたわかりやすさがあり、しかも画がきれいなのでとても読みやすい。ここ最近の「進撃の巨人」本編の難しさには大きく異なり、とてもさらさらとイッキに読めてしまった。
この話、どこまで続くのかまったく見当がつかないけど、これからも読んでいきたい。Nkbys君、第3巻もよろしくお願いします。
cf. 進撃の巨人 読破 List
- 進撃の巨人(1)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(2)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(3)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(4)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(5)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(6)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(7)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(8)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(9)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(10)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(11)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(12)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(13)/諫山創 (2014)
- 進撃の巨人 Before the fall(1)/諫山創・涼風涼・士貴智志 (2013)
- 進撃の巨人 Before the fall(2)/諫山創・涼風涼・士貴智志 (2014)
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