「Fear And Desire/恐怖と欲望」を観た
Stanley Kubrickの幻の長編監督第1作「Fear And Desire/恐怖と欲望」(1953/Cinema)について。
こんなあらすじ。架空の戦争が舞台。空軍所属のCorby中尉(Kenneth Harp)、Mac軍曹(Frank Silvera)、Sidney二等兵(Paul Mazursky)、Fletcher二等兵(Steve Coit)の4人の空軍兵士達は、戦地で敵に撃墜されてしまう。敵陣の森に墜落した彼らは、いかだで川を下って脱出するという計画を立てるが、敵軍のアジトを発見する一方、地元の若い女性(Virginia Leith)に姿を見られてしまう...。
極限状態にある兵士達が次第に人間らしさを失い、狂気の領域に踏み込んでいく様を描いた戦争ドラマ。ペーソスと哀愁が漂ってる映画なんだけど、「Dr.Strangelove or:How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb/博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(1964)、「A Clockwork Orange/時計じかけのオレンジ」(1972)、「The Shining/シャイニング」(1980)、「Eyes Wide Shut/アイズ ワイド シャット」(1999)などなど、のちに狂気を題材にした秀作を作っていくKubrickの才能の片鱗を感じさせるものだった。正直、未熟な部分もあるけど、それが逆に面白かったという感じ。ま、初めの一歩な作品でした。
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