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Tuesday, June 17, 2014

「海外ブラックロード 危険度倍増版/嵐よういち」を読んだ

Yoichiarashi_kaigaiblackroad たまたま手に入れた「海外ブラックロード 危険度倍増版/嵐よういち」(彩図社)。せっかくなんで読んでみた。
 これ、20歳の頃から海外に留学や遊学し、面白い写真を求めて世界60ヵ国以上を放浪を続けている嵐よういち氏の体験をまとめた1冊。ネパール・カトマンズの日本食レストランに貼ってるミッシングの貼り紙、インド・ボンベイ(今のムンバイ)のぼったくりタクシー、ハンガリーブ・ダペストのネオナチ達、ベトナム・ハノイのタカリ、イスラエル・エルサレムのジャップ攻撃という誹謗、ケニア・モンバサの強盗、南米コスタリカでの差別、NYセントラルパークの受けた変態行為、タイ・バンコクの群犬、イスラエルで受けた侮蔑的入国検査、過去の認識違いで入監されてしまったアトランタ獄中記などなど、ユーモアを交えながらもその国で受けたり、聞いたりした危険やリスクが書かれていた。
 自分も出張の時だったけど、抗日デモ直後の2005年中国・成都で感じた自分ら日本人に対する蔑まされた視線とか、上海の飲み屋で中国人に囲まれたり、ナイジェリア・イケジャで流しで売っているPCの写真を取りまくってたら黒人に囲まれたり、インドの空港で軍用機の写真を撮ったらカメラを没収されようになったり、ドバイのモールで間違って女性にカメラを向けたら大騒ぎになったりと、この本ほどじゃないけど冷や汗をかいたこともいっぱいあった。
 やっぱり、その国に対する認識の甘さや油断、マナーなど知識の足りなさが危険を招くケースも多く、この本はバックパッカーだけじゃなく、ビジネスで出張している人にも、海外の怖さを考えるきっかけになるかもしれない。
 それにしても、自分の友達には、アフリカやベトナムやインドやネシアやサウジやパキスタンやテヘランやブラジルなどで、がんばってる奴らたくさんいる。彼らは面白おかしく、遭遇した危険体験を話してくれるけど、やっぱり自分が聞くとの体験するのとでは、全然違う。こんな本を読むと、さらに尊敬してしまいました。

cf. 嵐よういち 読破 List
- 海外ブラックロード 危険度倍増版 (2013)

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