「Rebelle/魔女と呼ばれた少女」を観た
アフリカ・コンゴで、わずか12歳で否応なく兵士となった少女がたどる過酷な運命を描いた「Rebelle/魔女と呼ばれた少女」(2012/Cinema)について。
こんなあらすじ。紛争の絶えないアフリカ・コンゴが舞台。12歳の少女Komona(Rachel Mwanza)は、故郷の村で平和な暮らしを送っていたところを突然拉致され、自らの手で両親を銃殺することを強要された挙げ句、反政府軍の兵士に無理やり仕立てられてしまう。Komonaは死者となった人々の亡霊を見ることができる不思議な能力を持っていたおかげで戦場から無事生還し、それ以来"魔女"と呼ばれて一目置かれる存在となったが...。
アフリカの少年兵問題をテーマにしたドラマ戦争映画。死者が見えるという幻想的な映像を織り交ぜてあるんだけど、やっぱりこの映画は、アフリカでの過酷で悲惨な現実が続くことによる異様なまでの閉塞感に、最後の最後まで息が詰まる。世界ではこのようなことが今も日常的に行われており、その殺戮と貧困に満ちた世界に暗澹たる気持ちなる。彼女はどうやって未来をみつけていくんだろうか。ほんとうに厳しい映画だった...。
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