「Nikita/ニキータ」を観た
Luc Bessonが監督した政府に隷属的に雇われる暗殺者を描いた映画「Nikita/ニキータ」(1990/Cinema)。ずっと気になっていたんだけど、今回やっと観れた。
こんなあらすじ。パリの薬局を襲撃し、警官を射殺し連行された麻薬中毒の少女Nikita(Anne Parillaud)に終身刑が下った。護送され殺風景な部屋で目覚めたNikitaの前に、Bob(Tcheky Karyo)という政府の秘密警察官の男が現れた。Nikitaはそれまでの自分の記録を消され、別の人間として政府に雇われた暗殺者としてここで訓練を受けて生きていくか、それとも処刑されるかの選択を迫られる。Nikitaは反抗し逃げようとするが捕まり、暗殺者としての訓練を受けることとなる...。
これ、Luc Bessonらしいスタイリッシュなアクション映画。盟友Eric Serraの音楽もいい。でも何と言っても光っていたのはNikitaを演じたAnne Parillaudの演技のうまさ。ひとりの女性として覚醒し愛に生きる女性に成長していく様と、国のために働き存在しない暗殺者として生きていく様という両極端の人間を演じ、Nikitaのこの繊細な心の動きと葛藤を見事に演じていたと思う。しかも前半のジャンキーでパンクな不良少女の頃の演技もブッ飛んでて凄かった。
今観ても色あせていない映画だった。
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