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Thursday, August 21, 2014

「分身/東野圭吾」を読んだ

Keigohigashino_bunshin ちょいちょい読んでる東野圭吾さん。三茶Tsutayaで買って読んでみた「分身」(集英社文庫)について。
 こんなあらすじ。札幌に住む18歳の女子大生"氏家鞠子"は、母親から愛された記憶がなく、ずっと両親と距離を感じて育ってきたが、その母が火事で不審死した過去を持っていた。数年後、母の遺品をみつけた鞠子は自分の出生の秘密を探り、自分とまったく同じ顔をした"双葉"という女性の存在にたどり着いた。一方、東京に住む20歳の女子大生"小林双葉"はアマチュアバンドのボーカルをしていたが、なぜか母親からテレビ出演を強く反対され、自分の存在に疑問を持ち始めていた...。
 これ、クローンという生命工学における禁断の領域を描いたサスペンス小説。生まれも育ちも違うのに、そっくりな2人の女性が自身の出生に疑問を抱き、その謎を追い求めていくというもの。2人の視点で交互に物語が進んでいく中、謎が深まり、ジワジワと真実に近づいていくくだりが面白い。特に、もっとも近い存在である親に対する無条件な共感と近すぎるうえの嫌悪感が身につまされる。
 それにしても、この文庫のシンプルなレモンの表紙は、読んだあとに観直すとなかなかうまいなと思った。最近読んだ東野圭吾さんの小説はあまり響かなかったんだけど、この「分身」はよかった。これからもボチボチ読んでいきたい。

cf. 東野圭吾 読破 List
- ブルータスの心臓 (1989)
- 回廊亭殺人事件 (1991)
- 美しき凶器 (1992)
- 分身 (1993)
- パラレルワールド・ラブストーリー (1995)
- 悪意 (1996)
- 秘密 (1998)
- 白夜行 (1999)
- 予知夢 (2000)
- 嘘をもうひとつだけ (2000)
- レイクサイド (2002)
- 時生 (2002)
- 幻夜 (2004)
- さまよう刃 (2004)
- 容疑者Xの献身 (2005)
- 赤い指 (2006)
- 流星の絆 (2008)
- カッコウの卵は誰のもの (2010)
- プラチナデータ (2010)
- 白銀ジャック (2010)
- 麒麟の翼 (2011)
- 真夏の方程式 (2011)
- マスカレード・ホテル (2011)
- 虚像の道化師 ガリレオ7 (2012)
- ナミヤ雑貨店の奇蹟 (2012)
- 夢幻花 (2013)
- 疾風ロンド (2013)

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