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Tuesday, October 14, 2014

「Cache/Hidden/隠された記憶」を観た

Cache 面白そうだったので観てみたフランス映画「Cache/Hidden/隠された記憶」(2005/Cinema)について。
 テレビキャスターでインテリ文化人のGeorges(Daniel Auteuil)は出版社に勤める妻Anne(Juliette Binoche)と息子Pierrotと順風満帆な人生を送っていた。そんなGeorgesのもとに、彼の自宅を外から長時間にわたって隠し撮りしたビデオが送られてきた。不安といら立ちをつのらせる中、血を吐く子供の絵が届き、同じ絵がGeorgesの周りの人にまで送られきた。繰り返される不気味な出来事に、Georgesは心の奥深くに封印し、すっかり忘れていた過去の苦い記憶を思い出す...。
 これ、ある夫婦の元に送られてきた謎のビデオをきっかけに、崩壊していく家族の姿と暴き出される過去の秘密を描いた心理サスペンスな映画。ジワジワと心理的に追い詰められて、謎を解くために暴走する主人公の男の切迫感が伝わってくる。しかしこのLastはある意味、ビックリ。まさかこの映画の最大の謎であるビデオの撮影者がわからず、それを観た奴が考えろと一方的に押し付けられたものだった。この映画の監督は、あのMichael Haneke監督。いやーこの放置プレイ感がたまらなかった。

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