「The Master/ザ・マスター」を観た
鬼才Paul Thomas Anderson監督の映画「The Master/ザ・マスター」(2012/Cinema)について。
こんなあらすじ。第2次世界大戦後、除隊してアメリカ本国へ帰還したFreddie(Joaquin Phoenix)は、戦争後遺症で社会にすんなり復帰できず、アルコールに依存し、人生をさまよっていた。ある日Freddieは、酔って事件を引き起こした後に一隻の船に逃げ込み、そこで"The Master"と呼ばれる男と出会う。その男Lancaster Dodd(Philip Seymour Hoffman)は、とある教団を率いる新興宗教の教祖で、そのカリスマ的魅力で多くの支持者を集めており、FreddieもLancasterに惹かれて行動をともにするようになるのだが...。
第2次世界大戦後、精神に傷を負った元兵士が宗教団体の教祖と出会い、関係を深めていく様を描いた人間ドラマ。2人の奇妙な友情をベースに話は進んでいくんだけど、内容は冗長で正直退屈。観終わってとにかく疲弊した。でもどこかひっかかる。決して人にお進める映画では言えないけど、いつかは観なくてはいけない映画だったと思う。
今年の2月に亡くなったPhilip Seymour Hoffman。「Magnolia/マグノリア」(1999)とか「Synecdoche,New York/脳内ニューヨーク」(2008)とか、本当に個性と存在感のある怪優だった。あらためてご冥福をお祈りします。
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