「きみの町で/重松清・ミロコマチコ」を読んだ
もう何年もずーっと読んでる重松清さん。世田谷中央図書館で借りて読んでみた、重松清著・ミロコマチコ絵の「きみの町で」(朝日出版社)について。
これ、重松清さんが描いた子供向けの絵本小説。「よいこととわるいことって、なに?」「きもちって、なに?」「知るって、なに?」「いっしょにいきるって、なに?」「自分って、なに?」「自由って、なに?」「人生って、なに?」という"こども哲学"というシリーズに書いてきた"◯◯って、なに?"というテーマを踏まえた7つの話と、東日本大震災をテーマにした「あの町で 春 夏 秋 冬」が収録されている。この"◯◯って、なに?"については、生きていく中で感じている「正しさ」とは? とか、人の「きもち」とは? 良くないとわかってても止められないなぜなんだろう? ...とあらためてハッと気づく深い問いかけを教えてくれた。
でも、個人的に響いたのは東日本大震災をテーマにした「あの町で 春 夏 秋 冬」。子供の目から見た震災地域の様子やその後が書かれていて、とても胸が痛んだ。大人が読んでもグサっとくる絵本でした。
cf. 重松清 読破 List
- 舞姫通信 (1995)
- 見張り塔からずっと (1995)
- ナイフ (1997)
- 定年ゴジラ (1998)
- カカシの夏休み (2000)
- ビタミンF (2000)
- リビング (2000)
- 口笛吹いて (2001)
- 流星ワゴン (2002)
- きよしこ (2002)
- 熱球 (2002)
- 疾走 (2003)
- 送り火 (2003)
- 卒業 (2004)
- いとしのヒナゴン (2004)
- みんなのなやみ (2004)
- その日のまえに (2005)
- きみの友だち (2005)
- 小学五年生 (2007)
- カシオペアの丘で (2007)
- くちぶえ番長 (2007)
- 青い鳥 (2007)
- ブルーベリー (2008)
- せんせい。 (2008)
- みぞれ (2008)
- とんび (2008)
- 季節風 冬 (2008)
- あの歌がきこえる (2009)
- 再会 (2009)
- 十字架 (2009)
- ポニーテール (2011)
- ロング・ロング・アゴー <「再会」改題> (2012)
- きみの町で/重松清・ミロコマチコ (2013)
- 星のかけら (2013)
- みんなのうた (2013)
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