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Wednesday, January 21, 2015

「蘇える変態/星野源」を読んだ

Genhoshino_yomigaeruhentai ずっと聴き続けている星野源さんの音楽。そんな中、「そして生活はつづく」に続き、世田谷中央図書館で借りて読んでみた星野源さんのエッセイ集「蘇える変態」(マガジンハウス)について。
 2011年のCDS「くだらないの中に」以降、音楽、俳優業、文筆業、それらにまつわるツアーとかフェスとかプロモーションとかともの凄い量の仕事をしてきた星野源。その中で常に面白いモノを作りたい、面白いところにいたいという強い思いの反面、スタジオに入っても歌詞ができずに泣き言を言ったり、エロと妄想に逃避したりと人間味あふれる生活をしてきた。その星野源に襲ったくも膜下出血の発病と術後再発など、どんな泣き言とモチベーションでのり越えてきたかが手に取るようにわかる。特に亡くなった"ポップ中毒者"川勝正幸さんとの出会いと別れのくだりはグッっと来てしまった。
 で、なんと言っても手術と闘病生活について、死と隣り合わせとなった状況、想像を絶する耐えらねない頭の痛み、2度目の手術における医者との出会い、痛み止めのための座薬治療での果てしない妄想など、絶望の中でもなんとか希望とユーモアを持とうという姿勢に山手線の中でジーンとしてしまった。去年の親父の闘病生活に直面して、あらためて親父のツラさがわかった気がした。
 ますます星野源さんのことが好きになった1冊でした。

cf. 星野源 読破 List
- そして生活はつづく (2013)
- 蘇える変態 (2014)

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