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Wednesday, January 07, 2015

「島はぼくらと/辻村深月」を読んだ

Mizukitsujimura_shimahabokurato ぼちぼち読んでる辻村深月さんの作品。ひさびさに世田谷中央図書館で借りて読んでみた「島はぼくらと」(講談社)について。
 こんなあらすじ。瀬戸内海の小さな島"冴島"に暮らす高校生の"朱里"、"衣花"、"源樹"と"新"の4人は島に高校がないため、フェリーで本土に通っていた。母と祖母の女三代で暮らす"朱里"、美人で気が強くどこか醒めた網元の一人娘"衣花"、父のロハス志向に巻き込まれ東京から連れてこられた"源樹"、そして熱心な演劇部員なのに思うようにフェリーの帰り時間のため練習に出られない"新"。彼らは島に残る幻の脚本を探すことになる...。
 島の子はいつか本土に渡るという17歳の最後の季節を描いた青春小説。離島で暮らすことの不便さ、濃密すぎる人間関係、未婚の母の秘めた思い、Iターンの現実...そんな1つ1つの出来事に対して、4人の高校生とその周囲の人々の楽しさと苦悩が爽やかに暖かく描かれていた。それにしても母子手帳の一節で、「元気でいますか。ずっと、げんきで、いてください」という言葉になんかジーンときてしまった。
 読んでいて海や風を感じられる青春小説、とても気持ちよい1冊でした。

cf. 辻村深月 読破 List
- 冷たい校舎の時は止まる (2004)
- 凍りのくじら (2005)
- ぼくのメジャースプーン (2006)
- ロードムービー (2008)
- 太陽の坐る場所 (2008)
- ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (2009)
- 光待つ場所へ (2010)
- ツナグ (2010)
- 本日は大安なり (2011)
- オーダーメイド殺人クラブ (2011)
- 水底フェスタ (2011)
- サクラ咲く (2012)
- 鍵のない夢を見る (2012)
- 島はぼくらと (2013)

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» 「島はぼくらと」辻村深月 [粋な提案]
母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なこと―すべてが詰...... [Read More]

Tracked on Friday, January 23, 2015 at 15:34

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