「The East/ザ・イースト」を観た
環境テロをテーマにした社会派サスペンス「The East/ザ・イースト」(2013/Cinema)について。
こんなあらすじ。民間警備会社"Hiller Brood"に勤めている元FBI捜査官のJane(Brit Marling)は、Sarahという偽名を使い、身分を偽って環境保護団体の"The East"に潜入することになった。"The East"は環境汚染や健康被害をもたらす大企業に報復をする過激派集団だった。Janeは、そこで指導者のBenji(Alexander Skarsgard)やIzzy(Ellen Page)と出会い、The Eastの思想に反感を抱く一方、大企業が実際に不正をしていることを嫌悪感をいだいていく...。
これ、社会正義か経済かという現代の葛藤を浮き彫りにした社会派サスペンス映画。社会正義のために環境破壊を行っている大企業を攻撃する活動とそれが行きすぎることによる売名行為...先日の環境保護団体グリーンピースによる世界遺産「ナスカの地上絵」での侵入行為などはその最たるものだし、シーシェパードによる日本のイルカ漁に対する抗議活動などもそう。これは本当に微妙な問題だと思う。テロ=悪ととらえていいのか、単純な善悪の判断だけでは語れない作品。かなり考えさせられる映画だったと思う。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「NHK MUSIC SPECIAL 桑田佳祐 ~JAZZと歌謡曲とシャンソンの夕べ in 神戸~ 拡大版スペシャル」(NHK)を観た(2024.08.09)
- 「伝説のコンサート レベッカ in 東京ドーム リマスター版」(NHK)を観た(2024.07.29)
- 「Uprising Live!/Bob Marley And The Wailers」を観た #2(2024.07.23)
- 「キネマの神様」を観た(2024.07.22)
- 「お帰り キネマの神様/原田マハ」を読んだ(2024.07.18)
Recent Comments