「The Hudsucker Proxy/未来は今」を観た
昔から好きなCoen兄弟の映画。先日観直した「The Big Lebowski/ビッグ・リボウスキ」(1998)に続き、「The Hudsucker Proxy/未来は今」(1994/Cinema)もひさびさに観直してみた。
こんなあらすじ。1958年の大晦日、自殺を決意したNorville Barnes(Tim Robbins)は、自分の人生を振り返る。大学を卒業したNorvilleは、N.Y.で職探しに励むが、なんとかハッドサッカー社の郵便室に職を得た。一方、ハッドサッカー社のWaring Hudsucker(Charles Durning)社長は突然ビルから飛び降りて自殺した。そこで、会社買収を狙うSidney J.Mussburger(Paul Newman)ら役員達は、会社の株価を下げるため、Norvilleを新社長に選んだ。やがて思惑通り会社の株は暴落し、乗っ取り作戦は成功するかに見えたが、苦し紛れにNorvilleが考えた新商品が大ヒットする...。
これ、Coen兄弟が企業を舞台にしたファンタジックコメディー。正直、今となっては大袈裟な演技とか古臭さは感じるものの、斜に構えたコメディーセンスはさすがCoen兄弟という感じ。テンポ感も気持ちいいし、高層ビルから人間が真っ逆さまに落下する場面などはシャープな映像センスが伝わってくる。滑稽でシニカルな人物描写などたまに観るにはいい佳作だと思う。
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