「Alex-その女アレックス/Pierre Lemaitre-ピエール・ルメートル:橘明美[訳]」を読んだ
三軒茶屋Tsutayaを徘徊中ひっかたった「その女アレックス/ピエール・ルメートル」(文春文庫)について。
こんなあらすじ。おまえが死ぬのを見たい...。若い女Alexは男に突然誘拐される。彼女は木箱の檻に幽閉され、拉致監禁のうえひどい暴行を受け続ける。衰弱した女は死を目前に脱出を図るが...。
3部からなる小説なんだけど、この小説の面白さはその1つ1つでガラリと内容が変わり、ストーリーが二転三転するところ。誘拐されたAlexの視点と捜査を進める警察の視点で切り替わっていくので、テンポよく読める。で、やっぱり凄いのはこれでもかと描かれる残酷さとグロさ。拷問まがいの監禁を受けるAlexへの残酷描写はどんどんエスカレートしていき、酷いんだけど目が離せられない。
最後にこの小説の全貌がみえた時はなるほどなぁ~と思った。映画化の企画が進んでいるようだけど観に行ってしまうかも。ともかく面白かったです。
cf. Pierre Lemaitre-ピエール・ルメートル 読破 List
- Alex-その女アレックス (2011)
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