「AKIRA」を観た
大学生の頃、読みまくった大友克洋氏の漫画「AKIRA」。その劇場版アニメ「AKIRA」(1988/Cinema)をひさびさに観直した。
あらためてこんなあらすじ。1988年関東地区に新型爆弾が使用され、第3次世界大戦が勃発した。そして2019年のネオ東京が舞台。金田をリーダーとするバイクの一団は進入禁止の高速道を疾走していた。しかし、先頭を走っていた島鉄雄は突然視界に入った奇妙な小男をよけきれずに転倒、負傷する。小男と鉄雄は直ちに現れたアーミーのヘリに収容され、飛び去られてしまった。翌日、鉄雄を捜す金田は、少女ケイと出会い、彼女は反政府ゲリラの一員で"アキラ"という存在を追っていた。その頃、鉄雄はアーミーのラボで強力なクスリを連続投与され、不思議な力を覚醒し始めていた...。
この劇場版は公開されて30年近くが経つんだけど、暴力シーンやバイクでのアクションシーンが今でも画期的。無鉄砲な悪ガキ達、決して容赦しない軍人達、傲慢で自己保身しか考えない権力者達、狂信的で盲目なテロリスト、不気味な超能力者...まともな奴は誰もいない世界がこれでもかと描かれている。モノトーンの原作ではわからない色とりどりの極彩色も最高だし、機械音のノイズを配したサウンドも最高だった。やっぱり近未来SFアニメの金字塔なんだと思う。
家の本棚からひっぱりだして、もう一度「AKIRA全6巻」を読み直そう。
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