「Enemy/複製された男」を観た
面白そうだったので観てみた「Enemy/複製された男」(2013/Cinema)について。
こんなあらすじ。大学の歴史講師Adam(Jake Gyllenhaal)は、同僚に薦められてなにげなく観たDVDの中に自分とうり二つの俳優を見つける。興味を持ったAdamはその俳優Anthony(Jake Gyllenhaal)の居場所を突き止め、自宅に試しに電話してみたところ、電話に出たAnthonyの妻Sarah Gadon(Sarah Gadon)までが、AdamのことをAnthonyと間違えてしまう。そして2人は顔、声、生年月日などすべてが一致していることを知る...。
これ、自分とうり二つの人間がこの世に存在すると知って自らのアイデンティティーが揺らいでいく主人公を描いたサスペンス。彼らの妻や彼女を巻き込み出口が見えない迷宮世界に入り込んでいく様が面白い。そもそもはカフカ的な不条理の世界を描いているんだけど、彼は多重人格なのか、それともEnemyという侵略者を指すのかで、なんとも言えないモヤモヤ感を植えつけられた。迷宮の世界を楽しめた。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「Lunana:A Yak in the Classroom/ブータン 山の教室」を観た(2023.11.27)
- 「いいお湯でした。/小山薫堂(原案)・冬川智子(作画)」を読んだ(2023.11.27)
- 「Dune/DUNE/デューン 砂の惑星」を観た(2023.11.26)
- 「Bullet Train/ブレット・トレイン」を観た(2023.11.25)
- 「首 KUBI」を観た(2023.11.23)
Recent Comments