「Maps to the Stars/マップ・トゥ・ザ・スターズ」を観た
鬼才David Cronenberg監督の映画「Maps to the Stars/マップ・トゥ・ザ・スターズ」(2014/Cinema)について。
こんなあらすじ。ハリウッドのセレブを相手のセラピストの父Weiss(John Cusack)、ステージママの母Cristina(Olivia Williams)、人気子役の息子Benjie(Evan Bird)からなるWeiss家は、典型的なハリウッドのセレブ一家だった。そんな中、問題を起こし施設にいたWeiss家の長女Agatha(Mia Wasikowska)がフロリダからハリウッド見物にやって来た。そしてAgathaは、落ち目の有名女優Havana(Julianne Moore)の個人秘書として働き出すが、Havanaは父Weissの患者だった...。
富、名声、欲望、野心に取りつかれたハリウッドセレブの実態を皮肉と風刺とともに描いた人間ドラマ。すべての登場人物たちは、心に重い闇を抱えて病んでいて、その内面の異常さと気持ち悪さが、これでもか前面に出てくる。特にJulianne Mooreのゲスの極みな怪演は、あっぱれな役者魂だったと思う。
Cronenberg監督らしいグロテスクで美しい映画だった。
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