「L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet/The Young and Prodigious T.S. Spivet/天才スピヴェット」を観た
あの「Delicatessen/デリカテッセン」(1991)や「アメリ/Le Fabuleux Destin d'Amelie Poulain」(2001)を撮った鬼才Jean-Pierre Jeunet監督の映画「L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet/The Young and Prodigious T.S. Spivet/天才スピヴェット」(2013/Cinema)について。
こんなあらすじ。モンタナ州の牧場で家族と暮らす10歳の少年T.S.Spivet(Kyle Catlett)は、ある日スミソニアン学術協会から電話が入り、彼が発明した磁気車輪が栄えあるベアード賞を受賞したと聞く。Spivet少年はとっさに言葉が不自由な父親が発明したと嘘をつき、授賞式への参加を辞退する。しかし天才であるがゆえ常々周囲との溝を感じていたSpivet少年彼は、スミソニアンなら自分を認めてくれると考え、授賞式に出席するため家族に内緒で首都ワシントンを目指すことに...。
これ、 10歳の天才少年の発明がスミソニアン学術協会から賞を授与されることになり、家族に内緒でアメリカ横断の旅に出ることになった少年の冒険を描いた映画。まずよかったのは「アメリ」でも見せた色彩豊かな描写の数々。少年の想像力や発想力を見事に表現したビジュアルとその独創的なアイデアがよかった。さらにアメリカ縦断の旅の中で数々の大人たちと出会い、少年は成長していくんだけど、大人たちの世界をシニカルに皮肉る作風もよかったし、ガチガチの生き方をしてきたカウボーイの父親を演じたCallum Keith Rennieや昆虫博士の母親を演じたHelena Bonham Carterなどなど個性的な俳優陣の好演もいい感じ。面白かったです。
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