「Borgman/ボーグマン」を観た
シニカルでダークなサスペンス「Borgman/ボーグマン」(2013/Cinema)について。
こんなあらすじ。地面に穴を掘って隠れ住んでいた山中を追われ、逃走する謎の男達。やがて閑静な高級住宅街にたどり着いたBorgman(Jan Bijvoet)は、裕福そうな一家の暮らす家で「体を洗わせてくれ」と頼み込むが、家の主人の怒りを買ってめった打ちにされてしまう。夫の暴力に驚き、傷ついたBorgmanに同情した妻Marina(Hadewych Minis)は彼をこっそり離れへと招き、手当を施す。しかしこれを機にBorgmanは離れに居座り、Marinaや子供たちをじわじわと支配していく...。
謎の男Borgmanと彼が率いる集団がとある裕福な家庭に入り込み、標的に定めた家庭をじわじわと乗っ取っていくダークサスペンス。周到に準備を重ねてのっとり計画を進める男達は、家庭のひずみにジワジワと入り込んでいき、マインドコントロールを行う。家庭的な日常とそこに忍び寄る非日常の狂気の中、全体的に不気味で不条理な恐怖であふれている。ともかく気持ち悪いんだけど、ひきこまれてしまった映画だった。
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