「スター・ウォーズ フォースの覚醒 予習復習最終読本/河原一久」を読んだ
去年12/18に劇場公開された全世界待望のSTAR WARS新作「Star Wars:The Force Awakens/スター・ウォーズ:フォースの覚醒」。この公開前に刊行された河原一久さんの「スター・ウォーズ フォースの覚醒 予習復習最終読本」(扶桑社)について。
著者の河原一久さんはSTAR WARSシリーズの字幕監修を手掛け、同作を研究する第一人者と知られているかた。で、この「スター・ウォーズ フォースの覚醒 予習復習最終読本」という本、映画を観る前に読むべきか、観た後に読むべきか悩んだけど、結局、あまり情報を入れずに映画を楽しもうと思い、観たに読んだ。大正解だったと思う。たとえば...
・今から始めるスター・ウォーズ
ここでは新作EP7を観るにあたり、過去の作品の予習をすべきか、予習するならどの順番で観るべきかが書かれているんだけど、これはほんと議論がある。「製作順の4→5→6→1→2→3」、「番号順の1→2→3→4→5→6」、「フラッシュバック的に前3部作に飛ぶという4→5→1→2→3→6」、「人気のないジャー・ジャー・ビンクスを観ないで過ごせる山刀でぶった切ったようなマチューテ版4→5→2→3→6」というのが主流らしい。当然製作順で観てきてるし、一度かたばみ先輩宅で全6作を観るという企画をやったときも、順番は製作順だった気がする。いつか番号順でじっくり追ってみたいと思う今日この頃。
・「フォースの覚醒」鑑賞前に知っておくべき10の事例
ファースト・オーダー、レジスタンス、ファルコンの形、ハンとレイアの関係、ルークのライトセイバーは...これは大きなヒントになるので、映画を観る前に読まずにほんとよかった。
・あらたな3部作とスピンオフの展望
今後、毎年STAR WARS映画が楽しめるらしい。2015年に今回のEP7、2016年に反乱軍を描いたスピンオフ1「ローグ・ワン」、2017年にEP8、2018年に若きハン・ソロを描いたスピンオフ2、2019年にEP9、そして2020年にボバ・フェットを描いたスピンオフ3とここまで決まってるらしい。マジで長生きしなきゃと思った。
ほかにも新作EP7における新登場のキャラクター、様々な俳優が出演に名乗りを上げたキャスティング・フィーバー、小説やゲーム等で展開されてきた膨大なエキスパンデット・ユニバースというスピンオフ作品は"レジェンド"扱いとなり、映画に代表される作品は"正史"と扱われること、過去6作品のストーリー解説などなどあらゆる情報をかき集めて、深掘りし、分析した超レアな内容が満載になってる。
いやー、素晴らしい1冊だった。
cf. 河原一久 読破 List
- スター・ウォーズ・レジェンド (2004)
- スター・ウォーズ フォースの覚醒 予習復習最終読本 (2015)
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