「These Final Hours/ファイナル・アワーズ」を観た
地球の滅亡まで残り12時間を描いたオーストラリア製作SF映画「These Final Hours/ファイナル・アワーズ」(2013/Cinema)について。
こんなあらすじ。巨大隕石が大西洋に衝突し、人類の滅亡は避けられないものとなった。北米、中米はすでに消滅し、ここオーストラリアも12時間後には消滅してしまう。人々がパニックにおちいる中、James(Nathan Phillips)は友人達との現実逃避のバカ騒ぎで死の恐怖をごまかそうとパーティー会場に向かっていた。しかし、途中で暴徒に捕まった少女Roseを助けたことから、はぐれた父を捜すRoseに協力する...。
"終末"をテーマに、生きることと死ぬことの意味を問いかけるSF映画。死の恐怖をバカ騒ぎでまぎらわせようとしていた主人公が、人生最後の12時間を父を捜す少女のために使うことにした姿を描いている。地球最後の日を自分ならどう過ごすか、誰と過ごすかという重いテーマに、最後に人間性を取り戻した行動に、悲劇の中にもさわやかな印象が残った。なかなかの佳作でした。
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