「Platoon/プラトーン」を観た #2
1987年の公開当時の映画館などなどもう何回も観ている「Platoon/プラトーン」(1986/Cinema)。ひさびさに観直してみた。
あらためてこんなあらすじ。1967年のベトナムが舞台。大学を中退したTaylor(Charlie Sheen)は、自ら志願してカンボジア国境付近のベトナムの戦場へやってきた。最前線の小隊に配属されたTaylorは、壮絶な最前線の過酷な現実に直面する。その小隊の中で、冷酷非情で何度も死線を乗り越えてきた隊長Barnes(Tom Berenger)と無益な殺人は犯してはならないという信念を持つ班長Elias(Willem Dafoe)は対立を深めていく...。
ベトナム帰還兵であるOliver Stone監督は、自身のアメリカ陸軍に従軍した実体験に基づき、ベトナム戦争の現実を赤裸々に描いていく。アメリカ軍による無抵抗の民間人の虐殺とレイプ、米兵達の間で広がっていた麻薬汚染、仲間内での殺人、不意に現れるベトコン兵士、巧妙に仕掛けられた囮...。フィリピンのジャングルを舞台に撮影された映像には、泥水、赤アリ、ヒル、不快な汗とともに、ジトジトした陰湿な感じがとリアルに伝わってくる。
自分自身、戦争という非日常な世界に惹かれるけど、観るたびに嫌な気分になる。だけどひっかかる。またいつか観よう。
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